全国大会に参加した部員からのレポートを紹介します。

7年前に青年部に入会し今年度をもって卒業する野中幸子さんが秋田で行われた全国大会のリポートを書いてくれました。 以下掲載いたします。


初めての全国大会※に行ってきました!

とても濃く刺激の多い感動的な全国大会の様子を特に印象的だった大交流会、パネルディスカッション、愛のこもった卒業式を中心にレポートをお届けします。

秋田空港、秋田駅周辺、街中、ホテル、いつ何時もYEGメンバー※だらけ。羽田空港の秋田行の便もYEGの人たちばかり。現地では実際に九州、山陽、三重、大阪、奈良、千葉、群馬。コンビニの前で立ち話して九州玉名YEGの方と名刺交換するなどご縁も多く生まれ(その後もFacebookで繋がれる喜び)。沢山のはじめましての仲間と交流することができました。

YEGという繋がりがあるだけで強い信頼関係と仲間意識があることは聞いてはいましたが、3日間、実際に体験して驚きと喜びを感じたとてもいい経験でした。これだけのYEGメンバーがいるなら、どこに旅行に行ってもYEGに当たるのでは?と思うほどでした。

【大交流会:2/17(金)】

北海道から九州沖縄までの数千人が集まり各地域ごと分かれた立席形式の交流会。私たちは関東ブロック。近隣の厚木YEG、大和YEG、そして千葉県連茂原YEGなど各地のYEGメンバーとの久しぶりの再会を喜ぶ姿があちこちに溢れ。私も交流のある茂原YEG女性部員と再会しそこからさらに女性部員との交流も広がりとても楽しい時間を過ごすことができました。

【記念講演/パネルディスカッション:2/18(土)】

テーマは3つ。
①コロナパンデミックに訪れる価値観の変化とは?
②地域の宝の育み方~一人ひとりが地域で輝くために~
③パラダイムシフトと言えるこれからの時代におけるYEGの存在意義とは?

パネリストは情報番組のコメンテーターも務める読売新聞特別編集委員橋本五郎氏。タレント壇蜜氏。そして日本商工会議所青年部会長西村昭宏氏でした。

テーマ①では「価値観の何が変化したか?」が主軸テーマに。
それがテーマではありましたが実は「変わったこと」よりも逆に「普遍的で根本的な大切なもの」に改めて気づける機会だったのではないか?という話に。失うものがあれば得るものがある。人と関わるリアルの大切さ。一人時間の大切さ。変わるよりも実は大切なものに対する感覚が研ぎ澄まされより本質的な視点を持ち、自分に必要なものを見直す、整える、一度立ち止まる機会になった部分もある。
YEG活動に関してもここから自分と地域にとってのちょうどいい形は何か。あたり前になっているが若い世代に馴染みも少ないため全国的に出席率が低下しつつある夜の飲み会、会議の在り方なども変化を問う時期なのかもしれない。といった話も出ました。

テーマ②地域の宝の育み方として秋田の資源の話も。
ついつい我が街を愛しながらよそが良く見えがちで実は「我が地域の宝はなにか?」をもう少し考える必要があるのではと問うきっかけとなりました。例として秋田の八郎潟の話も。
元々は琵琶湖に次ぐ第二位の湖沼面積を誇る汽水湖で豊な漁場だったが、大規模な干拓事業によりもほぼ埋め立てられ淡水湖になり様子は一変。だが1990年前後の台風で海水が入りしじみが大発生。八郎潟の生命力と豊かさが見直されてるとのこと。※
もう失われたと思われているものの可能性、そしてそこを守る「守り人」の大切を見直す。参加型で愛着信を育て、自分事にし地域の宝を守り育てていく。現段階では未完全だったとしてもありのままで発信しその不足分を見せて助けてもらう。

壇蜜氏の「不完全だからこそ参加型という形があり人は興味を持つ。完璧だと人の意識は向かない」という言葉が印象的。実は壇蜜氏がイメージキャラクターを務める「サキホコレ」というお米のCMもその「不完全」「足りなさ」を意識して作られたという人の心理面をつく作り、という裏話も。街として経済発展しつも農地、そして農地を守る人が減っていく我が街海老名。人口は増えるもまだまだ途上で課題もある我が街に重ねて様々考えせられる時間となりました。

テーマ③は主にYEGの存在意義という話に。
YEG活動の大きな柱の一つに政策提言※というものがあります。
何も大それたことでなく「一人ひとりがちょっと難しいけどちょっと頑張ればできること」を積み重ねて自分のなりの健やかさを知り考え、心身共に健やかでいることで活動しその状態を人に見せて影響力を高めていくこと。当たり前の「心身健やかでいる」これをもって人と協働し地域へ影響力をもたせるのも一つと壇蜜氏。

そした橋本氏からはここから変革を起こせるのはみなさん若き青年経済人です。みなさんに期待していますとの言葉も頂きました。

【記念事業/卒業式:2/18(土)】
卒業式は実は大泣きするほど感動的で愛と感謝に溢れたものでした。

各単会※それぞれこの日のために卒業生の顔写真入りののぼりを作り持参していて。何事かと思ったらそれはこれまでお世話になった感謝から華々しく送り出すための代物とのこと。その思いはのぼりを持つ現役部員のみなさんのさみしさと、3年ぶりのリアル開催の卒業式で先輩を華々しく送り出せる喜びに満ちた表情に表れていて。その光景うぃ見ているだけで愛と絆を感じました。

卒業のシークレットゲストは華原朋美さん。司会の方からの「20代のころの若き青春を思い出す方」として紹介され登場。一瞬ものまねタレントかと思いましたが(笑)ご本人で大変感激しました!歌ってくれたのはオリジナル曲多めの全5曲。CDを買い聞いていた自分からすると20代から様々な記憶が蘇り「まさか生ライブが見られるなんて!」と最高に感動するライブでした。男性メンバー「今でもよく聞いてるから嬉しかった!」と興奮の様子でした。MCも入りましたがぶっちゃけ感と喋る可愛さはなかなかでしたが、歌声と喋りのギャップは最高でとても癒されました。

卒業式の最後は卒業生の全員の名前と川嶋あいさんの曲「旅立ちの日に・・・」が流れるエンドロールも。自分の名前をみつけ「これで終わりなんだな」と実感し様々な思い出が蘇り多幸感と寂しさで感極まるのでした。(実は卒業式始まった時から卒業式席でこらえきれず涙してました笑)

全国大会にリアル参加をしてみて。

今回はコロナの影響もあり3年ぶりのリアル開催でした。毎年行くのは難しいのであればせめて卒業の前々年度、前年度とその当年、2.3回は参加して日本や地域の仲間との熱気あふれる時間を体感してほしいと思います。未来に向けて考え動く姿、夜は単会ごとに深く語り合う姿ありその自単会や地域への思いが伝わるあの熱気と楽しさを体感してほしいです。

多くの視点を得る上でも自事業にプラスになると思います。それだけでなく業種によりますがオンラインで仕事が成り立ち輪が広げられる新しい世界となった今。仕事を得るチャンスもあると思います。私の場合はオンラインセミナーの企画の話も生まれました。

これを体感してすぐ卒業…という持っていきどころのない熱を帯びた暑苦しさは残りますが。残りわずかの青年部活動、自事業、地域活動に生かしていきたいと思います。

大会参加メンバーとは地元では味やえない濃い関わりが持ててとても幸せな時間でした。

全国大会に向けて企画手配をしてくれた委員会の皆様、出発前当日現地と尽力してくれた  研修委員会の高橋真人さん袋田琢己さんお陰様で大変大変貴重な経験を得て参りました。

そして本全国大会のリアル開催に向けてご尽力いただいた日本YEGの皆様、秋田県連YEGの皆様。これほどの規模の開催。計り知れない準備の規模にも頭が下がる思いです。心より感謝申し上げます。大変お世話になりありがとうございました。

2023年2月21日 海老名YEG野中幸子

※注釈
全国大会・・日本商工会議所青年部第42回美の国あきた大会のこと。TO BE WITH YOU ~あなたと一緒に~「喜びを幸せを共に感じよう そして次代へ」をテーマに開催。

日本商工会議所青年部 第42回全国大会 美の国あきた大会 | (binokuni-akita.jp)

●YEG・・商工会議所青年部の英語名 (Young Entrepreneurs Group)の頭文字をとったもので“若き起業家集団”を意味します。 同時に商工会議所青年部が持つコンセプト“若さ・情熱・広い視野”を持った経営者、 (Youth, Energy, Generalist)を表現しています。

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